夜明けのブロモ火山と砂の海

ピアノ・旅行・料理・サッカーが好きです。

【ジャワ一人旅】7日目 part.2 チュト寺院

ジャワ島に8泊10日で行って来ました。

この記事は7日目の午後にチュト寺院に行った旅行記です。

※ 前の記事はこちら

fantasiabaetica.hatenablog.com

目次

カランパンダン (Karanpandan) へ

スラカルタの2つの王宮を見終わり、まずはSolo Balapan駅のRoti'Oにて昼食です。

前と同じくビーフパイを食べました。

ここからティルトナディ (Tirtonadi) というバスターミナルまで5分ほど歩きます。

トランスジャカルタなどとは大違いで、どのバスがどこに行くかは聞かないと分かりませんが、駅員の方がこちらのバスがカランパンダン (Karanpandan) に行くと教えてくれました。

お金は乗ってからスタッフの人に払います。

車内は古くてエアコンはなく、またタバコを吸ってもOKです。(運転手やスタッフがずっと吸っています)

バスは15分ほどして出発しました。日本のようにバス停というものは見当たらなかったのですが、適宜乗客が乗ったり降りたり、長時間停車したりします。

途中でマンドリン (?) を持った男が乗り込んでは弾き語りをして去っていきました。少しだけチップをあげました。(現地の人はほとんど誰もあげていませんでしたが...)

ボロブドゥールには無難にチャーターカーで行ってしまったのを少しだけ残念に思っていたので、カオスそのものなバス旅を楽しみつつKaranpandanに向かって進んでいきます。

学校の下校の時間と重なったのか、途中から学生らしき人たちが大量に乗り込んできて満員になりました。

扉のところにしがみついている彼も乗客 (おそらく学生) です。

チュト寺院へ

そんなこんなで、14:30ごろにKaranpandanに到着。Google Mapで適宜場所は見ていたのですが、車内のスタッフの方も降りるタイミングで教えてくれました。

こちらの看板には、おそらく行き先および途中停車駅が書かれています。

上から4段目に書かれているバスに乗ってNglorokという場所まで行こうと思っていたのですが、どうやらバスはもう出ていないらしく、オジェでチュト寺院まで往復160,000ルピアで送迎してもらいます。

途中で雨が降ってきたのですが、ドライバーの方がコンビニでレインコートを買ってくれました。

(このレインコートは後にマダカリプラの滝でも活躍しました。)

なお、チュト寺院は午後に雨が降るというのは、5日目の朝にジョクジャカルタで会ったドニが言っていた通りでしたが、雨の中のバイクタクシーも悪くないなと思いました。

むしろ、雨の中で山の景色を見ながらバイクで登っていけて、忘れられない経験になりました。

チュト寺院

チュト寺院には30分ほどで着きました。

チュト寺院では、参拝者の証として白と黒の布を腰に巻きます。

傘も10,000ルピアで借りることができました。カラフルです。

アステカ文明との関係も指摘されているチュト寺院。確かに特徴的な形をしています。

何とも言えぬ表情の石像も置かれています。

上から見下ろすと、このような景色です。

この門をくぐり、上へ進んでいきます。

同じような形の門がいくつかあり、一番上に本殿 (?) のようなものがあります。

 

周辺には山の景色が広がります。ラウ山は「霊峰」と呼ばれていますが、まさにその言葉が似合う空気感でした。

リンガとヨニ。近くにあるスクー寺院にも、生殖器崇拝を窺わせる像がいくつかありますが、チュト寺院はこの一つだけでした。

ツツジが咲いていました。日本では多く咲いていますが、ジャワで見たのは初めてです。

さらに上に登っていきます。

本殿が近づいてきました。

こちらが本殿。

上から見た景色はこんな感じです。

15時も回っていて自分しか観光客がいなかったのもあり、神聖で静謐な雰囲気を十分に楽しむことができました。

ジャワに来てから多くの遺跡に行きましたが、そこに至るまでの道程も含めて、このチュト寺院が最も心に残りました。

バスで市内へ

オジェで送ってもらい、Karanpandanに戻ります。

行きと同じく、バスの行き先は分かりにくいですが、現地の方がどのバスが市内に行くものか教えてくれました。

バスに乗ったのは16:20ごろ。なお、オジェの人が言うには終バスは17時とのことでしたが、自分が乗ったバスを指して終バスだと言っていたので、どちらが本当かは分かりません。

バスの時間は読めないものだと思い、可能なら早めに行くことをおすすめします。

バスの雰囲気は行きと同じで、車掌さんと車内のスタッフはずっとタバコを吸っていました。

これで市内まで無事に帰れると思っていたところ、何と途中で降ろされます。

どうしたものかと思っていたところ、同じく市内まで戻る現地の方が、バス停まで連れて行ってくれました。

市内へ戻るバスは、トランスジャカルタと同じもの。冷房が異常に効いていて寒かったです。

どうやら、自分が降ろされた場所はTerminal Palurという場所で、K1という路線に乗って市内に進んでいるよう。

どうやらホテルのすぐ近くのバス停にも停車し、その近くにパダン料理のお店もあるようなので、そこで夕食を食べて帰ることとします。

夕食 (RM Sari Bundo)

ホテルのすぐ向かいにあるRM Sari Bundoにて夕食。

パダン料理の店には昨日も行っていましたが、こちらのお店もご飯の周りにおかずを盛ってもらって食べるという形式。

なお、こちらのお店は普通に英語は通じました。

人気料理のルンダンは別皿。アイスティーは砂糖入りです。

どのおかずも美味しく、店内も清潔で非常に良いお店でした。

この日はこちらの「Grand Orchid Hotel」に泊まります。

エアコンが異常にカビ臭かったり、全体的に年季が入っている感じはしました。

翌日は、いよいよブロモに向かいます。

8日目に続きます。

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