夜明けのブロモ火山と砂の海

ピアノ・旅行・料理・サッカーが好きです。

中央アジアの旅 3日目 part.2 クニャ・ウルゲンチ & 地獄の門

2023年8月に中央アジアに2週間行ってきました。

この記事は、3日目にクニャ・ウルゲンチを観光し、車で地獄の門まで向かった旅行記です。

※ 前の記事はこちら

目次

ローカルレストランで昼食

トルクメニスタンに無事に入国を果たしてガイドのMekanさん、ドライバーの方と合流し、最初に向かうのはクニャ・ウルゲンチ。

正確には、その前に昼食を取ります。

国境を越えると、緑の屋根の建物が立ち並ぶ光景がすぐに見れました。

この光景はアシガバッドだけかと思っていましたが、国境に近いような田舎でもこれかと驚き。

ちなみに、街中ではかなり警察官を見かけました。

Mekanさんには警察官は撮らないようにと言われました。ですが、禁止されているわけではなく、単に撮られるのが嫌なだけ、とのことでした(笑)。

牛もいました。ヤギ・ラクダ・馬は各地で見かけました。

クニャ・ウルゲンチに行くため、ダショグズの市内を抜けます。

信号の形が特徴的。この特徴的な八角形は幸福を意味しているとのこと。

五輪マークが描かれた建物がありました。何かのスポーツ施設でしょうか。

ちなみに、両替はMekanさんが車内でしてくれました。

過去にトルクメニスタンに行った友人から、ウズベキスタン側で両替をした方が得という情報を聞いていたのですが、両替できる場所がないどころか誰もいなかったので断念。

レートは1ドル15マナトでした。つまり1マナト10円程度。

ガイドブックやGoogleの検索によると1ドル3.5マナトらしいですが、おそらくこの情報は間違っていて、1ドル15マナトでもレートは悪いと思われます。

昼食を食べたのは、伝統的な料理を食べられるレストラン。

ツアーではここに寄るのが定番なのか、次々と旅行者とガイドがやってきました。

頂いたのは、麺類 (名前などは不明)、サラダとマントゥ。

マントゥは肉入りが3つ、カボチャ入りが3つでした。カボチャのマントゥがあるなんて知りませんでしたが、想像以上に美味しかったです。

麺類の方は、写真は撮り忘れたのでありません。お値段は全部で95マナト。

クニャ・ウルゲンチ

昼食を終え、クニャ・ウルゲンチへ。レストランからはすぐでした。

昨日行ったイチャン・カラも美しかったですが、クニャ・ウルゲンチの魅力は修復がされていないことです。

こちらは最初に入ったメドレセ。

こちらは天井。描き直さず、磨き直しているだけでこの美しさ。

鳥の住みかにもなっていて、少し廃墟に近いような雰囲気があるのも素敵でした。

クニャ・ウルゲンチにはメドレセやミナレットが点在していますが、ルートが一直線になっているので回りやすいです。

こちらはミナレット。9階建てですが、上部は傾いています。

ヒヴァで見たものより高かったです。

こちらは何に使われていたか分からない建物。

こちらも、同じく用途不明の建物。

下から見上げると、こんな感じ。復元されずに青と水色の装飾が残っているのが良いです。

Mekanさんの考えでは、クニャ・ウルゲンチに入るための門、つまり関所のような役割だったのではないかとのこと。

自分たちが歩いている間に車が大回りしてくれていたらしく、元来た道を戻ることなくダルヴァザに向かって出発です。

ダルヴァザへ

ダルヴァザまでは、思っていたよりも遠い道程でした。

最初は舗装された道路を時速100km超で駆け抜けます。画質は低いですが、この足がバッドの建造物を並べた看板は国内の随所で見ました。

しばらくすると、次第に砂漠の光景も見られるようになります。

途中、チャイハナでMekanさんとドライバーの方はタバコ休憩。

周辺の景色。完全に砂漠です。

トイレがありましたが、異常な量のハエがいました。青空トイレの方が良いと思います。

ちなみに、手はチャイハナの方で石鹸で洗えます。

休憩を終え、この幹線道路を再度走っていきます。

しばらく走り、今度は売店で休憩。

物珍しさからザクロ味のアロエドリンクを買ってみました。20マナト。

想像以上に美味しかったです。

近くではメロンとスイカも売っていました。

再び走り出します。こちらは、途中で見かけたラクダの群れ。

次第に道がボコボコになっていきます。西日も強烈。

ヤギの群れとも出会いました。

最後の休憩は地獄の門の15km前。この頃には、もう日が傾いていました。

地獄の門には19時半ごろに到着。

休憩も合わせると6時間弱にも及ぶ長時間の移動でした。

地獄の門

こちらが地獄の門

前と比べると炎は少なくなっているそうですが、それでもかなりの迫力。

地獄の門をバックに撮影。

Mekanさんによると、あと10年で炎は消えてしまうという分析もあるそう。今来れて良かったなと改めて思いました。

こちらはユルタ。ここで一晩を明かします。

20時から夕食。最初に出されたのはスープ。

名前はない料理とのことでしたが、キャベツの甘味とベーコンの旨味が効いていてとても美味しかったです。

メインはこちらのBBQ。

初めてラムが美味しいと思いました。チキン (右奥3つ) とビーフ (手前中央) もとても美味しかったです。

量があまりに多く、プロフとサラダは少し残してしまいましたが、どれも美味しかったです。

夕食を食べ終えたころには日が落ちていたので、荷物をユルタに置いてからMekanさんと一緒に再び地獄の門へ。

一本道を歩いていくだけなので、帰り道も迷う心配はありません。

一番底では一際強い炎が燃えていました。

遠くから見た地獄の門。夜は星も綺麗で、感動的な光景でした。

ガイドのMekanさんは明日の早朝にクニャ・ウルゲンチに戻るということで、ここでお別れ。

この後、レストランでスマホの充電をしました。充電は可能ではありますが、せっかくダルヴァザまで来て室内で目を離せないという状況が生まれるので、基本的には2日間充電が持つように計算して動くのが良いと思います。

レストランの近くではウサギが飼われていました。翌日聞いた話ですが、ヘビやサソリを除けるために飼われているそうです。

この後、再度地獄の門まで往復し、ユルタに戻って23時半ごろに就寝。

ユルタの中が思ったよりも暑かったので、ベッドを外に出して寝ました。しかし次第に気温が下がってきて目が覚めたので、ベッドをユルタの中に戻して就寝。ちょうどいい気温になっており心地よく寝れました。

翌日はアシガバッドの観光。4日目に続きます。