夜明けのブロモ火山と砂の海

ピアノ・旅行・料理・サッカーが好きです。

中央アジアの旅 4日目 part.2 アシガバッド市内を観光

2023年8月に中央アジアに2週間行ってきました。

この記事は、4日目にアシガバッドを観光した旅行記です。

珍妙な建物が立ち並ぶ市内は壮観でした。

※ 前の記事はこちら

目次

昼食

ホテルにチェックインをし、まずは昼食へ。

こちらの建物の最上階(12階)にあるレストランでいただきます。

平日だったためか、お客さんは他におらず。

市内を一望できる眺めです。白と緑の街。

こんな天気ですが、2週間前は嵐が来て大荒れだったとのこと。

あと興味深かったのは、アシガバッドと東京の直行便が運行される予定だったという話。新型コロナの流行で破断になりましたが、実現したとして日本人が渡航するかはともかく、前日のガイドのMekanさんやEneshさんにとっても日本に行くという夢が叶いやすくなるでしょう。

頼んだのはスープ (мерджимек) とカツレツ (котлета)。

カツレツと言っても日本のカツレツとは違って、ミンチカツに近いような料理です。いずれもとても美味しかったです。

完全に高級レストランの雰囲気でしたが、2品で55マナトと、前日のレストランよりもかなり安かったです。

エレベーター前には第3代大統領の写真が。第2代のG.ベルディムハメドフ大統領の息子です。

至るところに写真が貼られているという話も聞きましたが、一日を通して見たのは5回程度だけでした。

独立記念塔

昼食を終え、まず向かったのは独立記念塔。

ソ連からの脱退を記念して建てられたモニュメントです。

この塔の後側には図書館があります。

また、塔の写真には写っていない側面に、軍人が立っているのが印象的でした。

非常にラッキーだったのは、軍人のシフト交代の場面を見ることができたこと。

銃を構えた軍人がゆっくりと階段の上から行進してきて、直立不動で立っていた軍人と交代していきました。

そして周囲には、はためく無数のトルクメニスタン国旗。

人が全くいないことも相まって、不気味極まりなかったです。最高です。

中立の塔

次に向かったのは中立の塔。トルクメニスタンが国連で永世中立国と認められたことを記念して建てられました。

塔の頂上には、黄金に光り輝くニヤゾフ初代大統領。

こちらも塔のふもとに2人の軍人が直立不動で立っていました。

独立記念塔と同じく、塔の前には広大なスペース。人の姿はなし。

ちなみに塔にはこちらのエレベーターで上ることができます。

一般には解放されていないようですが、掃除の方が上から降りてくるところを見ることができました。

また、周辺にはこの柱が大量に立っていました。鳥は自由の象徴だそうです。

アレム文化センター

続いて、アレム文化センターへ。

道中に奇妙な塔があったので泊まってもらいました。

確か、何かの省庁が入っていたはずです。ちなみに、この通りは省庁が集中しており、いずれも珍妙な形をしていました。

こちらがアレム。アレムとは「宇宙」の意味。最初に送られてきた旅程には入っておらず、リクエストして入れてもらったスポットです。

独立記念塔や中立の塔もそうですが、こちらも全くもって意味不明な建物です。

こちらの建物、なんと内部に観覧車が入っており、一人3マナトと安いので乗りました。

ちなみにアレムの観覧車は、世界で一番高い屋内観覧車としてギネスブックにも登録されています。

こちらはおそらく待ち列。誰もいないどころか、観覧車自体止まっていました。行ったら動かしてくれました。

眺めは中々良かったです。珍妙な建物だけでなく、アシガバッドと周辺の自然を眺めることもできます。

内部の構造。

この装置は一体何でしょう。掃除用に人が乗ったりするのでしょうか?

頂上まで回り、折り返し。逆側には広場が広がっていました。

1階はゲームセンターになっていました。SEGAソニックもいました。

ボルダリングもありました。クレーンゲームがあればトライするつもりだったのですが、無かったのでそのまま出ました。

もちろんゲームセンターも無人。あまりにも謎の施設です。

ハルク・ハキダシュ記念公園

続いてハルク・ハキダシュ記念公園へ。

第二次世界大戦 (独ソ戦) と1948年の地震の犠牲者を追悼するために建てられた広場です。

この塔の炎は消えることはないそうです。

ちなみに、この塔のふもとにも軍人が立っていました。

震災があった10月6日は「追憶の日」という休日になっているそうです。

アルトグラル・ガジ・モスク

次に訪れたのはモスクです。

ミナレットが4基ある、トルコ様式のモスクです。

ガイドのEneshさん曰く「イスタンブールのブルーモスクの小さい版」とのこと。

中の装飾はかなり凝っていて美しかったです。

お祈りをしているイスラム教徒の方も何人かいました。

ロシア・バザール

最後に向かったのはロシア・バザール。

閑散としたモニュメント群とは違い、こちらは駐車するだけでも一苦労。

2階建てのバザールで、主に1階は食料品、2階は衣服を売っています。

2階のスポーツ用品店にはメッシ (アルゼンチン代表) とウォルコット (アーセナル) のユニフォームが店頭に飾ってありました。なぜそのチョイス。

そんなに欲しいものはなかったので、1階で肉入りのパンだけ買いました。

結局翌日の昼に食べましたが、美味しかったです。羊肉の良さが分かってきたような。

ホテルにて夕食

ホテルに帰ってきたのは18時。

夕食までは、シャワーを2日ぶりに浴びたりしてゆっくり過ごしました。

19時半からはガイドのEneshさんとホテルで夕食。

標準体型の男性1人・女性1人で食べるには明らかに多い量です。

半分くらいしか食べれませんでしたが、牛肉と野菜の炒め物は美味しかったです。

それから、日本のレシピを参考にしたというキュウリの酢漬け (?) とメロンも美味しかったです。

この国のメロンは日本のよりも甘くて美味しいと思いました。というか、初めてメロンが美味しいと思いました。

レストランにあったピアノも白。サイズはかなり小さめ。

少し部屋で休んでいたところ、全く手をつけなかった炭水化物の塊をEneshさんが部屋に持ってきてくれました。

夜食に、あるいは朝食に持って行っても良いとのこと。当然ながら食べられませんでした...

夜のアシガバッドを散策

夕食後は一人で周辺散策へ。

まず目に飛び込んできたのが、この景色。

昼間に異常な建造物を多数見ていただけに、あれが光り輝いているのかと思うと笑いが止まりませんでした。

後ろを振り替えると、今晩泊まるBagt Kosgiも光り輝いています。

色はコロコロ変わります。こんな意味不明な建物で夜を明かすのはさすがに初めてです。

ホテルの回りを歩いてみます。妙にパステルカラーのような配色なのがウケます。

画質は悪いですが、あのアレムも光り輝いていました。(画像中央)

ホテルの周りは遊歩道が整備されており、現地の方がくつろいでいて、観光客もいました。

国家権力の匂いはしても犯罪の匂いはしない、なんとも言えぬ不気味な夜の雰囲気。安心して一人で歩けるのは良いことですが...。

画像フォルダを見返すと、この写真がありました。

どうやって撮れたのかは謎ですが、あまりの異様さにカメラもおかしくなったのかもしれません。

5日目に続きます。